楽天が携帯電話事業に参入を発表 2019年サービス開始へ

楽天が携帯サービス参入のニュースを見て、格安SIM事業やってるじゃん、MVNOを進化させるの?と思った。

楽天は14日、携帯電話事業者への参入を発表した。通信規格「4G」の周波数帯の取得に向け総務省へ申請する。現在は大手から設備を借りることで通信事業を運営している。自前で回線や設備を持ち通信品質などを高め、約10年後をめどに1500万以上の契約件数を目指す。周波数帯の認可がおりれば、新規事業者への周波数帯の割り当てはイー・...

しかしそれは違った。3大キャリアに対抗すべく4社目のMNOになるらしい。

ゼロから携帯通信のインフラ構築できるのか

以前、イーモバイルが4社目の携帯事業者として市場に参入をしたが、その頃とは通信事情が全然違う。

当時は3G通信が主流で、当時イーモバイルユーザーだった私は通信速度が速かったことを覚えている。

3G回線で通信速度が2-3Mbps出ていたのを速いと感じていたと思うと、今の通信環境はかなり速いと思う。

現在の通信インフラの状況を考えると、以前よりも高速通信を安価に構築できるのは間違いないと思うが、数千億円単位の投資を何年も続け、トータルで1兆円程度使わないと通信エリアを全国に広げることはできないはず。

イー・モバイル(その後イー・アクセス)は自前のネットワークが未整備の場所では、docomoの通信網をローミングしてサービスを展開した。

恐らく楽天も同じ考えだと思うけど、ローミングに頼って通信エリアを全国に広げる覚悟がないのであれば、かなり危険な通信キャリアだと言わざるを得ない。

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楽天経済圏拡大のための携帯電話事業

私は楽天ユーザーだけど、楽天のSIMは契約していません。理由は通信速度が遅そうだし通信については、通信事業専業の会社の方が安心できるからです。

でも、今やdocomoをはじめとする3大キャリアもいろいろな事業に進出しているので楽天の思惑もあながち間違っていないと思います。

3大キャリアはすでに多くの利用者を囲っており、利益率も比較的高い業種なので外部の会社と連携をして、通販やポイントの融通等生活に密着をした事業に手を出しやすいと思います。

しかし楽天の場合は通販(ネットモール)を手始めに銀行や保険、旅行、証券等ほとんど買収してグループの傘下に収めているので、ゼロからの構築する携帯事業はどうなるのか楽しみです。

しかも楽天経済圏に携帯事業が加わるのは楽天ポイントの還元率にもよるけどいいかもしれないです。

3大キャリアと遜色なく使えて、ユーザーに不便がないのであれば大歓迎ですね。

新規だと割り当てられる周波数の帯域が少ない

仮にですが、楽天の携帯事業に認可が下りたとしても問題になるのは電波の割り当てです。

1.7GHz帯及び3.4GHz帯の入札に参加するようですが、この2帯域だけだと辛いのではないかと思います。

3大キャリアとも、メインに3つくらいの周波数帯を確保して、それに加えて通信速度を稼ぐためにCA(キャリアアグリケーション)で対応をしています。

楽天の場合は1.7GHz帯をメインにして、3.4GHz帯はTDD方式で速度対策用に使う形をとらざる得ないと思います。

しかし1.7GHz帯は公共業務用の固定無線通信に割り当てられているので、他の帯域に移行が完了するまでは全国利用できず、しばらく時間がかかると思われています。また3.4GHz帯はTDDで運用されているため、メインでの利用をしないのではないかと思われます。

3.4GHz帯は2017年に発売されたごく一部の端末が対応していて、iPhoneも8/Xから対応なので、利用できる端末も限られています。

そうなると、端末の調達も含め問題が山積状態、サービス開始当初はdocomoのローミングをフル活用しないと、ちゃんとサービスにこぎつけられないと思います。

新規参入だからこそのメリット

docomoはあまりそういった事例が多くありませんが、auとソフトバンク、Y!mobleは時々過去に販売した端末でサービスが使えなくなるから、機種変更か契約変更をしてね!的なプレリリースがあります。

これは、3Gのサービスを停波に伴うものが多く、停波する帯域をLTEのサービスに切り替えるために起こります。

3Gのサービスは2GHz帯が世界標準で使われていて、IMTコアバンドといいます。この帯域は国際ローミングでも使われるので、docomoもソフトバンクも3Gのサービスを止めるができないと思います。※auはこの2社と通信方式が異なっているため、LTEに移行するのではないかと思います。

楽天が新規参入をする場合は、4G/5Gのサービスを念頭に置いてくるはずなので、過去の遺産に縛られることはないと思います。

3G通信については、対応しないければ過去の負の遺産が生じることがないのがメリットです。

あと将来的にスマートフォンにとって代わる携帯電話が出てくるかわかりませんが、端末についてはAppleの動向に注視しつつ、基地局などの通信基地は世界の最大利用者を誇るチャイナモバイルの動向を注視、世界の動向に同調すれば端末の調達に困ることもなく、基地局などの通信機器もしかりです。

一般ユーザーとしては参入は大歓迎

2019年にサービスを開始できるようにという話なので、安い料金で高速通信ができる可能性もあるので、ユーザーとしては歓迎すべきことだと思います。

一体どんなプランを練ってくるのかわかりませんが、3大キャリア、サブブランドにショックを与えるようなプランが出てくること、文字通り活性化されると思います。

総務省が2018年1月~2月ごろに免許申請の受付を開始し、3月ごろに割り当てられるかどうか決まるみたいなので、結果が楽しみです。

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